【メンバーブログ】ヴィオラ 大久保勇也

本日のブログ担当は

ヴィオラ担当の大久保勇也さんです。

内声を支えてくれる役割のヴィオラ。それではどうぞ!



こんにちは。Petit Orchestra ヴィオラ奏者の、大久保勇也(おおくぼ ゆうや)です。

 今回は、私が担当しております、ヴィオラという楽器について、ご紹介させて頂こうと思います。

 「ヴィオラ」という名を聞いて、あぁ、あの楽器!と、ピーンとくる方はどのくらいいらっしゃるのでしょう…?見た目も、演奏法も、ほとんど見かけはヴァイオリンと同じなので、オーケストラにいらっしゃっても「どれがヴィオラか見分けがつかない…。」と言われることもしばしば(´・ω・;)担当している私が言うのもなんですが、少しマイナーで、目立たない楽器かな、と思います。

 ヴィオラは、ヴァイオリンよりも大きい楽器で、完全5度低い音域を持っています。(ヴァイオリンの一番下の音はト音記号の下のほうの“ソ”の音。ヴィオラはそこから5つ下の“ド”の音まで出すことができます。)発音や音色はヴァイオリンやチェロに比べ、柔らかく、暖かい豊かな響きを持っています。

 以上のような特徴から、オーケストラや室内楽では、高音域と低音域とをむすびつける“中間管理職”のような役割をしています。セカンドヴァイオリンの新福さんの記事でも触れられていましたが、音楽において、色とりどりに雰囲気や空気を変えていく、和音/和声…、その要を握っているのが、“内声”と呼ばれるヴィオラとセカンドヴァイオリン…!ヴィオラが、少し低い音程で弾いただけで、明るい長調の音楽が、暗い短調になってしまうのです…!

 歴史上でも、J.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ドヴォルザークなどの有名な作曲家たちは、ヴィオラを演奏することを好んでいました。オーケストラの一番中心に位置し、高音パートも低音のパートもすべてを聴きながら演奏するヴィオラは、音楽の全体をつかむことができるので、作曲家たちが愛奏した楽器でもあるのです…!

 ヴィオラについて語りだすと、とまらなくて…(笑)記事がものすごい長文になってしまいそうですので(´▽`*)、今回はこのくらいで。…ヴィオラはとても魅力的な楽器です。「人間の声に一番近い」と言われる優しい音色をもったヴィオラ…ぜひ、コンサートにお越しの際は、耳を傾けてみてくださいね!

 2015年3月に発足したプチオケは、4年目を迎え、なんと次回のコンサートで、第10回目の定期公演となります。ここまでプチオケが発展し、活動を継続していけるのも、ひとえに、毎回のコンサートにいらして下さるお客様たちのお陰です…!感謝の念にたえません。

 次回のコンサートは7月29日(日)、御茶ノ水・東京ガーデンパレス内チャペルにて。開場12:30、開演13:00となります。チケットはイープラスでの受付のみ、このホームページの「Schedule」のタブから、お申込みページにアクセスすることができます!

 12人の奏者たち、それぞれの音色が調和した、美しくも楽しいアンサンブルをお聴きいただける、Petit Orchestraのコンサートに、ぜひご来場下さいませ。

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